川西硝子の紹介

川西硝子で制作される硝子細工は、ホウケイ酸ガラス(Borosilicate glass)と酸素バーナーから生み出される
非常に透明度の高い硝子細工です。
ランプワークやボロシリケイトガラスなどと呼ばれ、最近では日本でも多く見られるようになってきました。
川西硝子では芸術性と実用性を両立できる硝子細工を目指しています。
硝子の中に映し出される模様の精度を大切にし、透明感のある美しい硝子細工を制作しています。

ホウケイ酸ガラスは透明度が高く割れにくい素材です。
また耐熱性にも優れていて軽量なのが特徴です。
二酸化ケイ素にホウ酸を混合したもので、耐熱ガラス、硬質ガラス、ボロシリケイトガラス(Borosilicate glass)
などと呼ばれています。
一般的には耐熱ガラスとして知られており、ビーカーなど理化学の実験器具や耐熱容器に利用されているものです。
ホウケイ酸ガラスは他のガラス細工に比べて融点が非常に高いガラスです。
ガラス細工として馴染みのあるトンボ玉で700〜800℃、ガラス食器でも1000℃ですが、
ホウケイ酸ガラスは1300℃にもなります。
そのため約2000〜2500℃の 高温の炎を出すことができる酸素バーナーでガラスを溶かして加工や細工をしていきます。
川西硝子で作られる硝子細工は全て、このホウケイ酸ガラスを材料として制作されています。
毎日、約2000℃の炎と向き合うという過酷な環境下において作業が行われており、細心の注意を払いながら制作が行われています。
一日に制作できる数には限りがあり大量生産はできませんが、一つ一つ心をこめて制作しています。